吊り橋

2003年1月17日
ぼくたちにあったのは
とても細い糸だった
すこし爪先がふれれば
簡単に切れてしまうような
ぼくたちは
そんなあやうい吊り橋を
ずっとわたりつづけていたんだ
向こう岸が美しかった
とてもキラキラと輝いて
まるで夢の世界のよう
ぼくは夢の世界をめざして
つらい橋を渡っていた
細い糸がぷつりと切れて
ぼくは落下した
命運を祈ったが
下に降りてみれば
足になんの痛みもなく
ただ ひたすら道が続いていた
ぼくはどこに行こうとしていたのだろう
あの、幻のような吊り橋で

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