雨天
2003年7月11日私に語れるものはない
この どこまでもつづいているような闇夜が
ふりそそいでいるから
やがてぽつぽつと雨は降り
私を どこまでも沈めてゆくから
私に語れるものはない
ただ 黙って見上げていても
この手に残るのは形なきもの
はるか昔に失ったものでさえない
廃棄物の山にうもれて
私は はだしで歩いてゆく
時にこの皮膚を傷つけ
赤い血を流す
たとえ痛みを感じても
私に語れることはない
静かな いっときの安らぎが
今は私を包んでいるから
この どこまでもつづいているような闇夜が
ふりそそいでいるから
やがてぽつぽつと雨は降り
私を どこまでも沈めてゆくから
私に語れるものはない
ただ 黙って見上げていても
この手に残るのは形なきもの
はるか昔に失ったものでさえない
廃棄物の山にうもれて
私は はだしで歩いてゆく
時にこの皮膚を傷つけ
赤い血を流す
たとえ痛みを感じても
私に語れることはない
静かな いっときの安らぎが
今は私を包んでいるから
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